レンコン(蓮根)

レンコン(蓮根)の概要

レンコンはスイレン科の植物で根茎を食するおせち料理でもお馴染みの野菜です。レンコンの原産地は中国・エジプト・インドと諸説があります。日本に渡来したのは鎌倉時代といわれています。

レンコンは清らかな花のたたずまいを愛され、観賞されてきました。レンコンが食用に栽培されはじめたのは明治以降からです。

レンコン(蓮根)の栄養成分と効能・効果

レンコンの主成分は炭水化物です。たんぱく質とミネラルは少なく、ビタミン類ではビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは、たんぱく質と一緒に働き、細胞と細胞をしっかりつなげるコラーゲンの生成を促し、丈夫な粘膜にしてくれます。

さらに、レンコンいは野菜には少ないビタミンB1が含まれています。ビタミンB1は、貧血を予防し、肝臓の働きを助ける作用があります。

また、レンコンには食物繊維もきのこ並に多く含まれているため便秘にも効果的と考えられています。

レンコンの切り口が褐変するのは、タンニンによるものです。タンニンは消炎作用や収れん作用などで、疲れた胃腸のトラブルに作用します。これは緑茶にも含まれています。胃腸の炎症や潰瘍を改善する場合は、熱を加えずに絞ったままの生汁を飲んだほうが効果は高いようです。

また、レンコンの切り口は糸を引きますが、これはムチンという糖たんぱく質の一種です。たんぱく質や脂肪の消化を促進するので、胃腸の負担を軽くします。お正月料理の酢ばすは、ムチンの健胃作用で、過食や飲みすぎによる胃のもたれや、胸焼けをすっきりさせてくれます。

旬:冬~春 エネルギー量:100gあたり28kcal

レンコン(蓮根)に期待される効能

  • 健胃作用
  • 胃潰瘍
  • 便秘
  • 整腸作用
  • 風邪
  • 疲労回復

レンコン(蓮根)の主な栄養素(100g中含有量)

マンガン 0.78mg
ビタミンC 48mg
食物繊維 2.0g
パントテン酸 0.89mg

レンコン(蓮根)の調理のポイント

レンコンにある通気孔の穴は見通しがきくとめでたがられ、おせち料理や祝い膳に使われます。

レンコンを切ったままにしておくと酸化して褐色変化を起こします。切ったらすぐに酢水に放
します。また、下ゆでも酢少々を加えてゆでます。レンコンの有効成分のビタミンCやムチンは水溶性です。アク抜きのときやゆでるときは短時間でというのがポイントです。

レンコンの歯ざわりが残る程度を目安に。鉄鍋と接触すると青紫色になるので注意します。

レンコン(蓮根)の選び方と保存方法

レンコンは冬から初春が旬です。切り口が新しく、表面につやがあり、傷がなく、茶色に変色していないものを選びましょう。

レンコンの節と節の間が長くて太いものが良質です。穴の中に赤みがかったり、茶色のシブがついているものは鮮度が落ちているので避けるようにしましょう。そして、穴が小さいもののほうが良品です。漂白したレンコンは避けましょう。

レンコンを保存する場合はラップで包み、野菜室に冷蔵しましょう。レンコンは日もちしないので早く食べきるようにしましょう。

レンコン(蓮根)の効果的な組み合わせ

レンコンの栄養特性であるビタミンCと食物繊維を中心に効果的に組み合わせます。ビタミンC
には、β-カロテン&ビタミンEを組み合わせると、過酸化脂質の生成を抑えて、ガン(癌)・動脈硬化・アンチエイジングなどに働いてくれます。

レンコンとたんぱく質の組合せは風邪などの感染症・美肌・抗ストレス作用に有効です。食物繊維は便通をよくして、動物性食品のコレステロールを体外に運び出します。また、貝類・いかやえびに含まれているタウリンとレンコンでは肝臓機能を高めてくれます。