サンマ(秋刀魚)

サンマ(秋刀魚)の概要

サンマ秋刀魚という名の通り、秋が旬で刀のように体が細長い魚です。サンマは北太平洋・日本海に広く分布し、数百万から数億の大集団で回遊しています。日本では、年間を通して日本列島に沿って移動しています。

サンマ(秋刀魚)の栄養成分と効能・効果

「薬の魚・さんま」と言われるのは、生活習慣病を予防するエイコサペンタエン酸(EPA)・ドコサヘキサエン酸(DHA)の宝庫であること、ビタミンD・タウリン・ナイアシンなどもたっぷり含まれているからです。

青魚に特有の栄養素・EPAは、血液をサラサラに保つといわれています。血液には、さまざまな成分が存在しますが、動脈硬化の原因になるのは、血液を固める作用のある血小板です。怪我をしたときには傷を治してくれるのですが、動脈硬化のときには、血小板のこの大事な作用も裏目に出てしまい、血管の中でコプをつくって血管を狭くしたりしています。EPAは血小板が不用意に集まって血液の固まるのを防ぎ、血液がいつもスムーズに通ることができるようにするのです。

一方、DHAは脳機能を活性化し、ボケ防止に役立ちます。また、同様の効用から、学習期にある子どもにも積極的にとってもらいたい栄養素です。

またサンマには骨や歯を丈夫にするカルシウム、カルシウムの吸収率を高めるビタミンDも豊富に含まれています。

サンマの血合いにはビタミンB2、ビタミンB12が多く、口角炎・口唇炎の予防に効果的です。

旬:秋 エネルギー量:100gあたり310kcal

サンマ(秋刀魚)に期待される効能

  • 動脈硬化
  • 高血圧
  • 脳卒中
  • 口角炎・口唇炎
  • 視力

サンマ(秋刀魚)の主な栄養素

  • ビタミンB12 17.7ug
  • ビタミンB6 0.5mg
  • ナイアシン 7mg
  • ビタミンD 19ug
  • セレン 12ug
  • ドコサヘキサエン酸(DHA) 1700mg
  • エイコサペンタエン酸(EPA) 890mg
  • トレオニン(スレオニン) 770mg
  • トリプトファン 200mg

※サンマ・生(可食部)100g中含有量
※カロリー 100gあたり310kcal

サンマ(秋刀魚)の調理のポイント

サンマの薬効は脂にあります。焼き魚にするときは、姿のまま、脂を落とさないようにするのがポイントです。ところで、焼き魚の焦げには発ガン物質が含まれています。この物質を分解するのは、大根の根に含まれているアミラーゼという酵素です。焼き魚にはおろし大根の組み合わせで食しましょう。

サンマ(秋刀魚)の選び方と保存

秋の下りサンマで、口先や尾のつけ根に黄色味をさした「大漁さんま」は、脂がのって絶品です。一般的には、30cm以上で、身が固くはり、尾まで太っていて、ウロコがついたものは新鮮です。

サンマ(秋刀魚)の効果的な組合せ

“青背の魚”の油は不飽和脂肪酸。EPA、DHAを豊富に含みます。これらの体内での酸化を防ぐために、β-カロテンの多い緑黄色野菜、ビタミンEの多い植物油や種実類と一緒にとると効果が高まります。