鮭(さけ)の概要

鮭(さけ)は本来サケ類のことを指し、サケ類はサーモンやマスを含め約60種類以上あると言われています。日本で一般的にサケと呼ばれているのは、「シロザケ」か「ギンザケ」です。市場に多く登場しているのは「シロザケ」です。鮭(さけ)の種類によって、色の濃度は異なります。最も赤いのが「紅ざけ」です。

鮭(さけ)は晩秋、川の上流で産卵し、貯化した稚魚は、春4cmほどになると川を下り海で育ち、1m前後の成魚となって生まれ故郷の川にもどってきます。

養殖も盛んになった昨今ですが、産卵のために群れをなして遡上する姿は、初夏の”かつお”に劣らない秋の風物詩です。

旬:秋 エネルギー量:100gあたり138kcal

鮭(さけ)の栄養成分と効能・効果

鮭(さけ)は、良質なたんぱく質(他の魚肉より消化・吸収がいい)と脂肪に富んでいます。

血液をサラサラにする「エイコサペンタエン酸(EPA)」、脳の細胞を活性化する「ドコサヘキサエン酸(DHA)」、ビタミンB群、脳機能の活性化を促進し、血行をよくする「ナイアシン」、さらに味覚を正常に保つ「亜鉛」などミネラル類がたっぷりで、動脈硬化や高血圧など生活習慣病予防にはぴったりな魚です。

鮭(さけ)に含まれるビタミン類では、ビタミンAが11mgも含まれ、粘膜の強化や皮膚の健康には欠かせません。また、骨の吸収率を高めるビタミンDも多く含まれています。

その他、鮭(さけ)には成長促進・消化を助けるビタミンB群、血行をよくするビタミンEも豊富です。血行促進は冷え性、肩こりや疲れ目(眼精疲労)などに効果的です。

鮭(さけ)に期待される効能

  • 動脈硬化
  • 高血圧
  • 冷え性
  • 肩こり
  • 疲れ目(眼精疲労)

鮭(さけ)の主な栄養素

  • ビタミンD 33ug
  • ナイアシン 6mg
  • ビタミンB6 0.41mg
  • ビタミンB12 9.4ug
  • リン 260mg
  • カリウム 380mg
  • DHA 480mg
  • EPA 270mg

※紅鮭(生)100g含有中
※カロリー 100gあたり138kcal

鮭(さけ)の調理のポイント

塩辛すぎた「塩ザケ」に出合うことがあります。そんなときは、焼いてサケをほぐし、日本酒をひとふりすれば常備薬に早変わりです。鮭フレークとして保存性も高まります。

ちなみに、鮭(さけ)をお弁当のおかずとして焼くのなら、火にかける前に、切り身に酒をひとふりするのがおすすめです。さめても、魚臭くなく美味です。

鮭(さけ)の選び方と保存

鮭(さけ)の切り身なら、身に白い脂肪が筋状に入っていて、きれいなサーモンピンク色のものを選びましょう。

鮭(さけ)の1尾ものなら、ウロコが銀色に光り、身にはりがあり、エラが鮮紅色で、歯のようにきれいに並び、くずれていないものを選びましょう。

鮭(さけ)の効果的な組合せ

鮭(さけ)に不足しているビタミンCを、緑黄色野菜やくだもので補い、豊富に含まれるビタミンB群には吸収を促進するアリシンを含むネギや玉ねぎ、にんにくと組み合わせるとよいでしょう。