• 痛みの緩和と進行予防にはコラーゲンとコンドロイチンが効く!

とくに女性に多い症状。早めの予防がポイントになる

年齢を重ねるにつれて、腰痛や股関節の痛みに悩まされることが増えてきます。これには、骨量が減って骨がもろくなる骨粗しょう症が関係しています。

骨粗しょう症は、骨を構成するおもな成分であるカルシウムが不足することで起こり、古くなって乾燥した大根のように中がスカスカの状態になり、骨密度が低下していきます。

体の中心にある腰や股関節はとくにその影響を受けやすく、もろくなった骨に体重という負荷がかかることで骨が変形しやすくなり、それが神経に影響を及ぼして腰痛や股関節の痛み(変形性関節症)を引き起こします。

また、ちょっとしたことで骨折しやすくなり、高齢者では寝たきりの原因にもなります。

骨粗しょう症はとくに女性に多くみられる病気で、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンがこれに関係します。

エストロゲンには骨の形成を促し、骨量の減少を抑える働きがありますが、閉経後はエストロゲンの分泌量が極端に減るため、骨粗しょう症になりやすいのです。

男性も、少量ですがエストロゲンを分泌しており、女性のように閉経による大きな変化はありませんが、年齢とともに分泌量は減少してきます。

一般的に男女とも、50~75歳の間の25年間で骨量は約50%減少します。また、若い人でも無理なダイエットなどで栄養障害を起こすと、骨粗しょう症につながるので気をつけましょう。

骨粗しょう症はかなり進行してからでは、もとに戻すのが難しい症状です。早くから予防に取り組んで骨董を増やしておくと、年齢を重ねてからの骨董の減りを抑えられ、骨粗しょう症から起こる腰痛や股関節の痛みも予防できます。

カルシウム不足に注意。吸収を促進する成分もいっしょにとる

骨粗しょう症の予防に最も大事な成分はカルシウムです。カルシウムは体に吸収されにくい成分なので、吸収を促進する成分といっしょにとると効率的に摂取できます。

理想的な食品のひとつは牛乳などの乳製品で、豊富なカルシウムに加えて、カルシウムの吸収を促すCPP(カゼインホスホペプチド)も含むため、効率よく体に吸収されます。

ただし、乳製品をとると下痢をしたり、おなかがはる人は、乳糖が体質に合っていない場合もあるので、ほかの食品からとるといいでしょう。

カルシウムが多いのは、小魚、桜えび、大根やかぶの葉、みずな、菜の花、モロヘイヤ、ひじきなどです。いっしょにビタミンDをとると、カルシウムの吸収が高まります。

ビタミンDは、さけや青背負などの魚介、きくらげに多いです。また、ビタミンKはカルシウムを骨に取り込むよう働き、納豆に多く含まれます。

加えて、女性ホルモンと同じような働きをする大豆イソフラボンも、骨量が減って骨が弱くなるのを防ぎます。

大豆・大豆製品からとりましょう。腰痛の予防・改善には、腰の腱を補強する成分も効果を発揮します。

腱はコラーゲンからできているので、コラーゲンを多く含む鶏手羽、豚足、ふかひれなどでコラーゲンをとり、その吸収を促すビタミンCもいっしょに補うといいでしょう。

関節痛の緩和に効果が認められている成分には、コンドロイチンがあります。コンドロイチンはムコ多糖体を構成する成分のひとつで、関節の動きをスムーズにし、衝撃も吸収してくれます。

この成分は、鶏の軟骨、魚の煮こごり、ふかひれ、納豆、オクラなどに多く含まれます。ほかに、青背魚に多いEPA・DHA、ポリフェノールなどの抗酸化成分は、関節の炎症をやわらげるよう働きます。

また、ストレッチや軽めの筋肉トレーニングも、腰痛と関節痛の予防、痛みの緩和に効果があります。

骨粗しよう症予防には、乳製品、小魚、青菜などを十分とろう。