頻尿とは尿の回数が多くなる症状のことです。飲水量で異なりますが、健康成人の1日の尿量は1500~2000mlで、1回の排尿量は約400mlです。1日の排尿回数は日中で4~5回、就寝後は0~1回です。個人差がありますが排尿の回数がこれより多いかが頻尿の目安となります。

頻尿の症状と原因

試験直前などで過度の精神的緊張状態の時、一過性に頻尿となるのは生理的現象と考えてよいでしょう。

ただし、慢性的な頻尿の場合は何かの病気が原因となっていると考えるべきです。

排尿の回数が多くなる頻尿の原因はいろいろありますが、多尿(1日尿量3000ml以上)が原因の場合、糖尿病、尿崩症、バセドウ病、高カルシウム血症、慢性腎不全の初期などが考えられます。

夜間寝ている間だけ多尿となるときは心臓疾患による場合が多いです。

膀胱容量が減少して頻尿となる場合(つまり飲水してすぐ排尿する)は膀胱腫瘍、子宮筋腫などの骨盤内腫瘍、骨盤部外傷が原因となります。

下部尿路閉塞性疾患による残尿(排尿しても膀胱内に尿が残っている状態)のための頻尿には前立腺肥大症、前立腺がん、膀胱頭部硬化症、尿道狭窄があります。

炎症性疾患による頻尿では急性膀胱炎、急性前立腺炎があり、膀胱結石や膀胱内異物も頻尿の原因となります。

就寝後に頻回に尿意をもよおしてトイレに行く夜間頻尿は前立腺肥大症の特徴的な症状です。

脳出血や脳梗塞、脊髄の変性疾患などの神経障害でも頻尿を呈することがあります。

いずれも器質的変化がなくて頻尿を訴える場合、神経性頻尿といい、日中頻尿で就寝後は頻尿がないのが特徴で女性に多くみられます。

その他、老化や降圧剤や向精神薬など頻尿となる薬剤もあります。

頻尿の対策

頻尿に効くと言われる市販薬はいくつかあります。老化や前立腺肥大症に効果があると言われるのはノコギリヤシと言われる植物エキスです。

しかし慢性的な頻尿の場合は病気が疑われますので、ますは病院で診てもらいしょう。