• まずは胆石症の予防が大事
  • 便秘も改善して、免疫力をアップ

胆石症が引き金になって細菌感染で炎症が起こる

胆のう炎は、胆のうが細菌感染によって炎症を起こす病気です。細菌感染の原因は、胆石によることが多く、胆石がつまっていると胆管内の胆汁の流れが悪くなり、そこに小腸や十二指腸から腸内細菌が逆流してくると感染を起こします。

胆のう炎には急性と慢性があり、胆石を持っている人によく起こることから、40歳以上の女性によくみられます。便秘や過度のストレスも、胆のう炎の引き金になります。

まれに、胆石がないのに、細菌に感染して起こることがあります。その場合、胆のうガンがあるために胆汁の流れがせき止められていることがあるので、詳しい検査が必要です。

胆のう炎の症状は胆石症に似ていて、みぞおちか右肋骨の下あたりに起こる激しい腹痛が特徴です。

痛みは右肩や背中にも広がり、痛んでは遠のくといった断続的な痛み方をします。吐き気、発熱、黄垣がみられることもあります。

重症になると、腹膜炎を起こすこともあります。痛みが強くない場合は、放置して慢性化してしまうことがあり、高齢者は胆のうガンに移行することもあるので、注意が必要です。

【胆石症から胆のう炎に移行】

胆石症

細菌感染
肥満
早ぐい・ドカぐいストレスなど

胆のう炎

胆のうガンのリスクも

食物繊維やビフィズス菌で腸内環境をととのえる

胆のう炎は、胆石をもっている人によく起こるので、まずは胆石症の予防が必要です。脂肪やコレステロールをとりすぎないよう、脂身の多い肉や、油をたくさん使う揚げ物などの料理を避けるようにし、コレステロールが多い魚卵、レバーはひかえめにとるようにします。

加えて、コレステロールの吸収を抑えるために、食物繊維や植物ステロールを積極的にとり、胆石をできにくくするためにリン脂質をとります。食物繊維は根菜、きのこ、海藻、玄米などに多く含まれます。

リン脂質はエネルギーが低い大豆・大豆製品からとるのがおすすめです。

こうした食事は、肥満の予防・改善にもなります。朝食をぬくといった欠食、ドカぐい、早ぐい、不規則な食生活を改めて、適量をとるようにするとなおいいでしょう。

胆のう炎の予防には、細菌感染を防ぐために、便秘を予防・改善するのも効果的です。食物繊維は便秘にも有効なので、根菜、きのこ、海藻を意識してとるようにします。

揚げたり妙めたりすると油を使うので、蒸す、ゆでる、煮るといった調理法がおすすめです。

加えて、腸内の善玉菌を増やして悪玉菌を減らすビフィズス菌、乳酸菌、オリゴ糖などをとり、腸内環境をよくするのもいいでしょう。

ビフィズス菌や乳酸菌はヨーグルトからとることができます。オリゴ糖は、オリゴ糖を使った甘味料が市販されています。料理やコーヒー、紅茶などに使えます。

一方、細菌による感染を予防するために、免疫力を高めておくことも必要です。ビタミンA・C・Eといった抗酸化力のあるビタミンやポリフェノールを十分にとるようにします。

加えて、体力を落とさないよう、過剰なストレスや過労を放置しないように気をつけます。

ストレスや過労は、暴飲暴食につながって肥満を引き起こしたり、自律神経を乱して便秘になるなど、さまざまな不調も引き起こします。

疲れたらゆっくり休み、ストレスを感じたら、その日のうちに解消するよう心がけましょう。