• コラーゲンと多様なビタミンで老けないピチビチ肌をつくる

ストレスや生活習慣の乱れで肌の免疫機能が低下

女性の場合、メイクのときに肌荒れを実感することが多いものです。ファンデーションののりが悪くなったり、化粧水をつけるときに、肌がカサカサしているのでわかります。

皮膚の細胞は体の内側から作られ、4週間後に表面に出てきて、はがれ落ちていきます。このサイクルをターンオーバーといい、新陳代謝が活発であれば正常に繰り返され、つねに新しい細胞が作られています。

このメカニズムが、肌のバリや適度な水分と油分を保ち、美容面でも、体を保護するという健康面でも活躍してくれます。

ところが、ターンオーバーが遅くなると、表面の細胞が古くなり、保水力や皮脂腺の機能が低下して、肌はうるおいをなくします。

皮脂に守られていない肌からは水分がどんどん蒸発するため、さらに乾燥して、カサカサになってきます。

肌のターンオーバーが悪くなると、古くなった皮脂や角質が毛穴につまり、肌の免疫力も低下します。

すると、皮膚に常在しているアクネ菌が毛穴に繁殖し、炎症や化膿を起こして、にきびになります。

10代の思春期にできるにきびは、皮脂の分泌が過剰になるために起こりますが、大人になってからのにきびは、ストレスなどで肌の免疫機能が低下したことが原因で起こります。

また、女性の場合は、28日周期で女性ホルモンが変動しているため、生理前ににきびができやすくなります。

肌は、体内の健康状態を反映する鏡のようなものです。食生活の偏りやストレス、睡眠不足、生活習慣の乱れなどがあると、ターンオーバーや肌の免疫機能が低下します。

タバコや便秘も肌荒れの原因となります。

食事と生活術の両方から美肌づくりにアプローチ

肌荒れの予防・改善には、皮膚組織の構成成分であるコラーゲンと、コラーゲンが体内で生成されるために必要などタミンCをとるのが有効です。

ビタミンCには抗酸化力があるので、活性酸素を除去して血液の流れをよくし、肌の新陳代謝を高めるためにも役立ちます。

コラーゲンは、鶏手羽肉、豚足、豚バラ肉などからとります。鶏手羽肉や豚バラ肉は、脂肪にコラーゲンが含まれているため、よく煮て脂を落としたあとの脂肪組織を食べるようにすると、摂取エネルギーを抑えることができます。

ビタミンCは野菜やフルーツからとります。ビタミンAやβカロテン、ビタミンB2も、肌の健康を保つために欠かせない成分で、抗酸化作用があります。

また、皮膚に含まれているリノール酸が活性酸素で酸化されるのを防ぐために、ビタミンEの補給も必要です。

ビタミンAはレバーやうなぎなどの動物性食品から、β-カロテンはにんじんやかぼちゃなどの緑黄色野菜からとります。

ビタミンB2はバナナ、レバー、野菜など、ビタミンEはアーモンドなどのナッツやかぼちゃ、アボカドなどに豊富に含まれています。

加えて、生活習慣を見直すことも大事です。肌は、体内の健康状態を映し出しているので、まずは食生活を見直し、栄養に偏りがないように気をつけます。

さらに、生活リズムをととのえて、早起きを心がけ、新陳代謝が最も活発になる夜10時以降は、ゆったり過ごし、早めに眠りましよう。

また、ストレスをためないことも大事です。洗顔では、石けんで洗いすぎて、皮脂を取りすぎないように注意します。メイクをしていないときは、水洗いでもOKです。

新陳代謝が活発になるのは、夜10時から深夜2時。遅くても12時には眠りたい