納豆の概要

納豆とは大豆を蒸して納豆菌を作用させた発酵食品のことです。一般的な名称は糸引き納豆と言います。その他、挽きわり納豆、五斗納豆、寺納豆などの種類があります。

納豆の栄養成分と効能・効果

納豆は大豆の栄養成分を超える健康食晶です。ビタミンB群の含有量がふえていますが、とりわけ、ビタミンB2は大豆の約2倍になっています。ビタミンB2は、脂質・糖質のエネルギー代謝に必要なビタミンです。

また、ビタミンB2は別名・美容ビタミンとも呼ばれ、美肌や髪、爪の健康には欠かせない栄養素です。血行を促し、肩こりや頭痛、手足の冷え性にも有効です。

さらに、納豆は、大豆のたんぱく質を酵素分解して一部がアミノ酸になっているので消化吸収がよくなっています。

納豆の特有成分である納豆菌そのものの効用としては、乳酸菌よりも強く長く腸内の腐敗菌を抑え込む整腸作用があり、さらに食物繊維も豊富に含まれていることから便秘にも効果的と考えられています。

納豆菌によってつくられたナットウキナーゼ(納豆キナーゼ)の血栓を溶かす働きにより、動脈硬化、脳卒中や心筋梗塞を予防するという作用が注目されています。そして滋養強壮やガン予防にも役立つといわれています。

また納豆のネバネバの主成分はムチンという物質です。ムチンは、コレステロールを下げる働きがあります。

納豆に期待される効能

  • 癌(ガン)
  • 高血圧
  • 動脈硬化
  • 整腸作用
  • 美肌
  • 便秘
  • コレステロール抑制

納豆の主な栄養素(100g中含有量)

  • ビタミンK 870mg
  • 銅 0.61mg
  • パントテン酸 36%
  • 葉酸 3.6mg
  • ビタミンB2 0.56mg
  • 食物繊維 6.7mg
  • マグネシウム 90mg
  • たんぱく質 16.5g
  • 鉄 3.3mg
  • 亜鉛 1.9mg

※カロリー 100gあたり200kcal

納豆の調理のポイント

納豆の薬効成分を生かすには加熱しないで食べるのが一番です。長時間維持する整腸作用を考えると朝食に納豆を食べるのがいいでしょう。

納豆の選び方と保存

納豆は粒がそろい、特有のにおいがあり、表面に灰白色の粘質物が出ているものを選びましょう。表面が乾き、アンモニア臭のあるものは古くなっています。開封後は、その日のうちに食べきるようにしましょう。未開封の納豆は冷凍も可能です。

納豆の効果的な組み合わせ

納豆における栄養特性のビタミンB2&ビタミンEに、ビタミンCやたんぱく質を組み合わせると、はりのある健やかな美肌づくりに効果的です。主菜に鶏肉や豆腐など低カロリーで良質のたんばく、副菜に緑黄色野菜、デザートに柑きつ類などくだものを配すればバッチリです。

この組み合わせにセレンを含む食品をプラスすることで、若々しさを保つことができるでしょう。セレンを含む食材には、わかさぎ、いわし、たら、かれい、ホタテ、牡蛎、小麦麦芽、ねぎなどがあります。もっとも簡単な組み合わせは、納豆とねぎです。ネバネバを充分に立ててから刻みねぎを加えましょう。