玉ねぎの概要

玉ねぎの原産地は中央アジアで、日本に入ってきたのは江戸時代です。玉ねぎは球状になったりん茎の部分を食します。調理するとき、ツンときて涙が出るのは″臭気成分・アリシン (硫化アリル)″という物質によるものです。

玉ねぎの種類は甘玉ねぎと辛玉ねぎに分けられ、さらに色によって黄、赤、白系に分かれます。

玉ねぎの栄養成分と効能・効果

玉ねぎはビタミンB6やビタミンCが多い程度で栄養価はそれほど高くありません。しかし、玉ねぎに含まれるアリシンが重要な働きをします。

アリシンは、特有の辛味と香り、甘味や風味を料理につけるほか、薬効もある物質です。もっとも重要な働きは、ビタミンB1の吸収を高めて、新陳代謝を促進し、体力アップ・疲労回復・集中力の低下・夏バテに有効に働く作用です。

さらに、アリシンは胃の消化液の分泌を助け、食欲を増進させたり発汗作用などがあります。これらアリシンの作用はこれまで知られていましたが、最近では、血液の固まりを溶かしたり、血液中の脂質の量を減らしたりする働きのあることがわかってきました。

また、玉ねぎが高血圧に優れた効果があるといわれるのは、皮の黄色い色素・ケルセチン(クエルセチン)によるものです。

玉ねぎに期待される効能

  • 動脈硬化
  • 高血圧
  • 食欲増進
  • 疲労回復
  • 精神安定
  • 不眠症

玉ねぎの主な栄養素(100g中含有量)

ビタミンB6 0.16mg
食物繊維 1.6g
ビタミンC 8mg
銅 0.05mg
葉酸 16ug

玉ねぎの調理のポイント

薬効成分のアリシンは、長く水にさらしたり、加熱すると、効果がうすれます。もちろん、加熱すれば甘味がまして、他の食材に風味をつけるので使い分けをしましょう。

玉ねぎの選び方と保存方法

皮がパリパリと乾き、つるっと丸く、首の細いものが良いとされます。芽が出ているもの、カビのあるものは不可です。保存はネットに入れて風通しのよいところにつるしてください。

玉ねぎの効果的な組み合わせ

玉ねぎはビタミンB1の吸収を促進する作用があるので、ビタミンB1を多く含む食材と合わせて、ビタミンB1を効率よくとるようにします。ビタミンB1を含み、玉ねぎに好コンビの食品は、豚肉・ハム・大豆・鶏レバー・かつお・さけなどです。