牡蠣(かき)の概要

牡蠣(かき)とはイタボガキ科の二枚貝の総称で、その栄養価の高さから「海のミルク」と言われる貝類のひとつです。

牡蠣(かき)は種類が多く世界中に分布していますが、市場に出回る牡蠣の殆どは「まがき」と言われる種類です。また牡蠣には天然ものと養殖ものがありますが、最近流通しているほとんどの牡蠣は養殖ものです。

欧米ではRがつかない月は牡蠣を食べないといいます。日本でも「桜が散ったら食べるな」と戒めています。ちょうどそのころから産卵して、味が悪くなるうえに、中毒を起こしやすいからです。ただし、例外があります。夏牡蠣(岩牡蠣)で、能登・三陸・厚岸・有明海が有名な産地です。

牡蠣(かき)の旬:冬 エネルギー量:100gあたり60kcal

牡蠣(かき)の栄養成分と効能・効果

牡蠣の栄養的な特徴は、鉄・銅・亜鉛・マンガンなどのミネラルを豊富に含んでいることです。旨味の素は、タウリンをはじめとして、アラニン・グリシンなどのアミノ酸によるものです。

牡蠣が滋養強壮に役立つと言われますが、それは古くから体験的に知られていました。

牡蠣に含まれる豊富なタウリンは肝臓の機能を高める働きがあります。肝臓は、不要な物質の解毒をしたり、栄養素を上手に活用するために重要な働きをしています。その機能を高める牡蠣をたっぷりとることは、体の調子をベストに保ち、精力的に活躍できるということです。

またタウリンには血圧を正常に保つ働きがあり、高血圧や動脈硬化に効果的です。さらに高血圧だけでなく低血圧にも効果があると言われます。

また、牡蠣には亜鉛と銅の含有量が格段に多く、成長期の子どもや、貧血気味の女性、ストレスの多い人にも大切な食品です。亜鉛は最近増えてきている味覚障害を予防・改善するのに効果的と考えられています。

牡蠣(かき)に期待される効能

肝機能
味覚障害
高血圧
動脈硬化
貧血

牡蠣(かき)の主な栄養素

ビタミンE 1.2mg
ビタミンB2 0.15
ビタミンB12 28.1ug
マグネシウム 74mg
鉄 1.9mg
亜鉛 13.2mg
銅 0.9mg
マンガン 0.4mg
ヨウ素 73ug
セレン 48ug
タウリン 1130mg

※牡蠣(かき)100g含有中
※カロリー 100gあたり60kcal

牡蠣(かき)の調理のポイント

牡蠣は何と言っても生ガキがオススメです。好みに応じて、レモンや酢、バルサミコなどを添えて食べます。生食は、「生食用」と表示したものにかぎります。

その他にも「網焼き」や「カキフライ」、「牡蠣鍋」「かきめし」など、様々な美味しい食べ方があります。

「海のミルク」といわれるほど栄養素も旨味もたっぷりの牡蠣です。磯の香り、柔らかな口あたりがおいしいのですが、加熱しすぎると固くなり、風味もとびます。

牡蠣は調理する前におろし大根か、濃い塩水で汚れやぬめりを落として用いるのが一般的です。

牡蠣(かき)の選び方と保存

牡蠣の味わいを充分に楽しめるのは生です。生食するなら殻つきの牡蠣にかぎります。新鮮なものを見分けるのは難しいので、信用できるお店で購入するのが一番でしょう。

むき身も鮮度がわかりにくいのですが、つやがあり、身がふくらんで丸く盛り上がって、緑の黒みが鮮やかな牡蠣が良質といわれています。

貝柱が乳白色あるいは黄色に近い牡蠣は古くなっていますので注意しましょう。旨味がますのは11月から3月です。