山芋(やまいも)の概要

山芋はヤマトイモ科ヤマトイモ属のうち、食用になるものの総称です。基本的には日本特有の野菜でじねんじょ(自然薯)とも呼びます。

山芋の種類には、野生種、栽培種に長芋、大和芋、いちょう芋などがあり、粘質度が違いますが、成分的には目立った違いはありません。

旬:秋 エネルギー量:100gあたり121kcal

山芋(やまいも)の栄養成分と効能・効果

山芋は古くから、「山うなぎ」と称されるほど滋養強壮に効くことで知られています。

その秘密は皮をむいたときの”滑り”と、大根の3倍も含まれるでんぷん分解酵素のアミラーゼと、ジアスターゼです。

”滑り”は、ムチンという成分(糖たんぱく)で、粘膜を潤し、たんぱく質を体内で無駄なく活用し、疲労回復・滋養強壮に役立ちます。

でんぷん分解酵素・アミラーゼは抜群の消化吸収能力をみせます。そのために、芋類では、唯一、生食ができます。また健胃作用も期待できます。

また、粘り気のもう一つの成分・デオスコランには血糖値を下げる作用があるといわれていますので糖尿病や高血圧などにも有効と考えられます。ビタミン類は、ビタミンB1・ビタミンCが多く、また食物繊維も豊富なので、便秘を解消し、コレステロールの吸着を防ぎます。

山芋(やまいも)に期待される効能

  • 糖尿病
  • 健胃作用
  • 便秘
  • 疲労回復
  • 滋養強壮

山芋(やまいも)の主な栄養素(じねんじょ:100g中含有量)

  • 食物繊維 2.0g
  • ビタミンC 15mg
  • ビタミンB1 0.11mg
  • カリウム 550mg

山芋(やまいも)の調理のポイント

加熱は山芋に含まれる消化酵素の働きを激減させてしまうので、とろろ汁をつくるときは、だし汁の温度を、必ず40~50度までさまして。また、皮をむいたら酢を入れた水にさらします。

山芋(やまいも)の選び方と保存

山芋の旬は秋から冬です。形にデコボコがなく、表皮にはりがあり、傷がなく、重みがあるものを選びましょう。山芋の保存は、丸のままなら新聞紙に包んで涼しいところへ。すりおろした山芋なら冷凍できます。