メロンの概要

メロン中近東、中央アジアが原産地の果物です。日本へは明治中ごろに入ってきましたが、普及したのは大正末期と比較的新しい果物でもあります。尚、メロンは果物ですが、園芸分野では野菜の位置づけになります。

メロンの種類は、温室メロン(綱メロン)と露地メロン(プリンスメロンや夕張メロン)に大別されます。品種としては、アンデスメロン、クインシーメロンなどがあります。尚、マスクメロンという呼び方がありますが、これはメロンの品種ではなく、ムスク(麝香)のような強い香りを持つメロンの総称です。アンデスメロン、アールスメロン、夕張メロン、カンタロープメロンなどがマスクメロンと呼ばれています。

メロンの栄養成分と効能・効果

メロン主成分は、糖質の果糖・ブドウ糖・蔗糖で、これらは吸収が速く、朝食に食べると、即効性の活力源になります。また、のどの渇きを止め、食欲増進効果もあります。夏パテにもよいでしょう。

メロンには利尿作用のあるカリウムも多く含まれています。余分な水分を排泄し、むくみをとるなどと働きます。腎臓病や高血圧にも効果的でしょう。しかし、体を冷やす作用もあるので、冷え性の人は、夜遅くに食べたり、多食するのは避けたほうがよいでしょう。

さて、温室メロンと露地メロンの成分上の違いは、β-カロテンとビタミンCの含有量にあります。いずれの成分も後者の含有量が多く含まれます。しかし、香りは温室メロンに軍配が上がります。

β-カロテン以外の有効成分は、ワタの部分に多く含まれています。できれば、捨てずに丸ごといただきたいものです。

その他、メロンの果肉には水溶性食物繊維であるペクチンが多く含まれており、便秘などに効果的です。またタンパク質分解酵素のククミシンが含まれており、肉類などの消化促進にも効果的と言えます。

旬:夏 エネルギー量:100gあたり42kcal

メロンに期待される効能

  • 利尿作用
  • 食欲増進
  • 便秘
  • 整腸作用

メロンの主な栄養素(露地メロン100g中含有量)

  • ビタミンC 25mg
  • カリウム 350mg
  • 葉酸 24ug
  • ビタミンB6 0.11mg
  • ナイアシン 0.8mg

※カロリー 100gあたり42kcal

メロンの調理のポイント

マスクメロンの食べごろは、日時が指定されていない場合は、花の落ちた部分を押してみて、わずかにへこむようなら食べごろです。また、ヘタのT字部分はとれやすく、傷みやすいのでつり下げてもたないようにします。

メロンの選び方と保存

マスクメロンは中型で、ずっしりと重く、綱模様がくっきりと平均して出ているものを選びましょう。メロンの保存は低温で風通しがよいところに。