トビウオ(飛魚)の概要

トビウオは胸びれが翼のように大きく、水上をグライダーのように飛ぶ魚です。トビウオが飛行機の翼のような胸びれを広げ、風をとらえて300~400mも飛ぶさまは初夏の海の風物詩です。

トビウオは房総半島から九州の五島列島あたりまで分布し、春は北上、秋は南下します。トビウオのことを山陰、福岡、長崎では”アゴ”、富山では”トンビ”などと呼びます。

トビウオ(飛魚)の栄養成分と効能・効果

トビウオの栄養的な特徴は、高たんばく・低カロリーというヘルシーさに加えて、酵素の一種「セレン」を多く含んでいる点です。セレンは抗酸化作用があり、アンチエイジング(老化防止)、心臓発作・リウマチ・関節炎などに効果があるといわれています。

また、トビウオにはカルシウムとバランスをとりながら筋肉の収縮を促して心疾患を予防したり、骨の強化にも貢献するマグネシウム、鉄の利用を高めて貧血を予防する銅などのミネラル類も豊富です。

さらにトビウオはセレン同様、抗酸化作用があり、若返りのビタミンともいわれるビタミンEも含んでいます。

セレンとEを一緒にとることで、効力は倍増するといわれます。総合的にみると、美肌やアンチエイジング(老化防止)に効果的な魚といえましょう。

旬:夏 エネルギー量:100gあたり96kcal

トビウオ(飛魚)に期待される効能

  • 高血圧
  • 美肌
  • アンチエイジング
  • 骨の強化

トビウオ(飛魚)の主な栄養素

  • ビタミンB12 3.3ug
  • ビタミンB6 0.47mg
  • ビタミンE 2.3mg
  • ビタミンD 2ug
  • ナイアシン 7.1mg
  • リン 340mg
  • マグネシウム 37mg
  • カリウム 320mg
  • DHA 150mg
  • リシン(リジン) 2000mg
  • トレオニン(スレオニン) 910mg
  • トリプトファン 250mg
  • アスパラギン酸 2100mg
  • アルギニン 1300mg

※トビウオ(生)100g中含有量
※カロリー 100gあたり96kcal

トビウオ(飛魚)の調理のポイント

トビウオは、より遠くにとぶために腸が短いのが特徴です。そのためいつもおなかがカラツポで鮮度が落ちにくいという特性があります。また、脂質の含有量は約1%で酸化しにくく、ひと塩して干すと、家庭でも干物がつくれます。

トビウオ(飛魚)の選び方と保存

トビウオは体にはりがあり、背部の青黒色が鮮やかに輝き、光沢のあるものが新鮮です。目がまっ黒く澄んでいるかどうかもチェック項目です。

加熱したものはさめると身が締まって固くなるので熱いうちに食べるのがオススメです。

トビウオ(飛魚)の効果的な組合せ

トビウオはカルシウムも豊富なので、クエン酸、ビタミンCを含む食品を観み合わせると相乗効果がねらえます。