• 体内の有毒物質を排出することも、病気にならない体づくりのポイント!

体内に毒素がたまると大きな病気の原因にも

食品に含まれる添加物や有害金属(カドミウム、水銀、ヒ素、鉛など)、排気ガス、水質汚染、化学薬品など、現代社会には有害物質(毒素)が満ちています。

呼吸をし、食事をして生きていく以上、それらの有害物質は私たちの体の中に否応なく入ってきます。

その〝毒〃を体の外に排出することをデトックス(解毒)といいます。

人の体には、もともとデトックス機能が備わっていますが、有害物質が増えたことと、運動不足などによる代謝力の低下から、現代人のデトックス機能は衰えがちです。

そのため、自分で意識して、体内の有害物質を排出することが必要になります。

デトックスが不十分だと、有害物質が体内にたまり、代謝機能が衰えて太りやすくなり、疲労感やだるさなどの体調不良も続きます。

さらに、有害物質は体内でさらなる毒素を発生して細胞にダメージを与え、ガンなどの大きな病気を引き起こすこともあります。

また、活性酸素も多く発生し、血管にダメージを与えて、動脈硬化を進行させます。

体にいいものを取り入れるのと同じくらい、体から悪いものを排出することは大事なのです。

排便、排尿、発汗がデトックスの3大ポイント

デトックスは、日常生活のなかで簡単に実行できます。通常、体内にたまった有害物質は約75%が便から、約20%が尿から、残りの約5%が皮膚や髪などから排出されます。

そのため、便通をよくすること、排尿をスムーズにすること、汗をかくことの3つがポイントです。

これらを実行すると、病気になりにくくなるほか、疲れにくい、やせやすくなる、肌がきれいになる、などのうれしい効果もあります。

さらに、体内の解毒機能を担う臓器である肝臓と腎臓をいたわることも大切です。

肝臓と腎臓の働きは食習慣と関係が深く、過食とアルコールの飲みすぎが、この2つの臓器を最も傷めます。

逆に、栄養バランスのよい食事を適量とっていると、肝機能・腎機能ともに高まります。

デトックスの実行方法

●便通をよくする → 排便リズムを整える

1日1回すっきりと出すためには、毎日決まった時間帯に排便する“排便リズム”をととのえるのがいちばんです。

最もよいのは、腸の動きが活発化する朝食後30分以内。便意がなくてもトイレに行く習慣をつけると、だんだんその時間帯に便意をもよおすようになります。

ただし、排便時間は5分以内が目安。長時間いきむと、泌尿器の病気につながるので注意してください。

また、起床後にコップ1杯の水を飲む、食物繊維(野菜、きのこ、海藻など)を十分にとる、朝食をぬかない、軽めの運動をする、便意をもよおしたときに我慢しないことも、便通をよくするポイントです。

朝食後に排便タイムに。

●排尿をスムーズに → 1日に1.5Lほど水を飲む

尿といっしょに有害物質をスムーズに排出するには、水分の補給が大事ですも1日1.5Lほどの水を7~8回に分けて飲むと、新陳代謝が促進され、体内の毒素を排出しやすくなります。

飲む時間帯は、起床後、食前、運動や入浴の前後、就寝前など。

起床後と就寝前は陸眠の前後の水分補給のため、食前は胃腸をととのえ、過食を防ぐため、運動や入浴の前後は発汗で失われる水分補給のためです。

一度に飲む量は200mlを目安にし、コクヨクー気に飲まず、ひと口ずつ噛むように飲みます。体を冷やさないため、常温の水がおすすめです。

●汗をかく → 半身浴やウオーキングを

発汗によって、皮膚や髪からも有害物質は排出されます。発汗を促す方法としては、入浴、軽めの運動がよいでしょう。

汗をたくさんかく入浴には、みぞおちまでをぬるめの湯(40℃前後)にゆっくりつかる半身浴が適しています。

また、岩盤浴、温泉、低温サウナもいい汗をかけます(高温サウナは血管への負担が大きいので、適度にとどめましよう)。

軽めの運動には、ウオーキングや軽度の筋力トレーニングが向いています。