カレイ(鰈)の概要

カレイ(鰈)は平たい体で、目の位置が2つとも右側にあるという特徴的な白身の魚です。カレイ(鰈)は北極海からインド洋まで広域に生息し、「マコガレイ」「マガレイ」「イシガレイ」「クロガレイ」などなど種類が多く、旬も異なり味も色々です。

スーパーや魚屋で、もっともよく見かけるのは「マコガレイ」で、北海道から九州まで広く分布し、なかでも常磐のものが最上とされます。また、大分県日出海岸でとれる「城下カレイ(鰈)」の刺し身は絶品といわれています。

カレイ(鰈)は寿命の長い魚で、「マコガレイ」でも10年程度で、長いものでは50年生きるカレイ(鰈)もいるそうです。

さて、”左ヒラメ”、”右カレイ”と言われるように、目の位置で見分ける、ヒラメによく似た”カレイ(鰈)”ですが、同じ仲間でも、ヒラメは高級魚、カレイ(鰈)は大衆魚と位置づけされることが多いようです。

旬:冬・春 エネルギー量:100gあたり99kcal

カレイ(鰈)の栄養成分と効能・効果

カレイ(鰈)は、消化のいい良質たんばくを豊富に含み、脂肪は100g中1.8gと少なく、高たんばく・低カロリーのヘルシー食材という顔があります。淡泊な味も好まれています。

加えて、カレイ(鰈)には脳神経の興奮を鎮め、イライラやストレスをやわらげるビタミンB1と、カルシウムの働きを助けるビタミンDのコンビで、ストレス解消や、女性に多い骨粗鬆症予防に効果を発揮します。

そして、魚好きが垂涎の”エンガワ”は、細胞と細胞をしっかり結びつける働きをし、肌の若さを保つコラーゲン(たんぱく質の一種)を豊富に含み、美肌効果が期待できます。

また、コレステロール抑制や血圧を下げる作用のあるタウリンも多いという多彩な効用が魅力のカレイ(鰈)です。

カレイ(鰈)に期待される効能

  • ストレス
  • 精神安定
  • 骨粗鬆症
  • 美肌
  • 高血圧
  • コレステロール抑制

カレイ(鰈)の主な栄養素

  • ビタミンD 5ug
  • ビタミンE 1.3mg
  • ビタミンB2 0.36mg
  • ナイアシン 2.2mg
  • ビタミンB12 2.9ug
  • パントテン酸 1.1mg
  • カリウム 320mg
  • カルシウム 42mg
  • リン 200mg
  • DHA 10.8mg
  • EPA 250mg

※マコカレイ(生)可食部100g中含有量
※カロリー 100gあたり99kcal

カレイ(鰈)の調理のポイント

カレイ(鰈)は煮魚の代表魚ですが、身そのものを昧わうときは、子持ちがれいは避けたほうがよいでしょう。卵をかかえているため身が充実していません。

また、女性が期待の、美肌効果のあるコラーゲンは、カレイ(鰈)のエンガワや骨に含まれています。コラーゲンは水溶性の成分なので、煮汁にしみ出ています。うす味に調味して、煮汁ごと食べるか、煮こごりにして食べるとよいでしょう。

カレイ(鰈)の選び方と保存

カレイ(鰈)は鮮やかな赤茶色で、表側は色つやがよく、裏側の肌が白く、濁りやうっ血のないものが新鮮です。エラの色が鮮紅色というのもチェックポイントの一つです。

斑紋が鮮やかで身の厚いことも条件です。また、皮の黒いカレイ(鰈)ほどビタミンAが多いといわれています。