イチジク(無花果)の概要

イチジクの原産地はアラビア南部です。日本には1630年、長崎に渡来したといわれています。

イチジクはクワ科の植物で、花が外から見えないことから「無花果」、あるいは、果実がなってから1カ月で熟す、または1日に一つずつ熟すということから、「一熟」と名づけられたともいわれます。

イチジクは独特の甘みと香りが好まれ、現在では生食することの多いいちじくですが、古くは消化促進、健胃、整腸、痔などといった薬効があることから、葉や枝も利用されて、食用より薬用として重宝されていました。

イチジク(無花果)の栄養成分と効能・効果

イチジクは食物繊維をはじめ、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、カルシウム、鉄などといった優れた栄養素をバランスよく含みます。なかでも水溶性食物繊維のペクチンは腸の活動を活性化させる働きがあり、便秘に抜群の効果がみられます。

このほかに、イチジクには殺菌効果、消化作用、炎症を抑える作用などがあります。その他、民間薬として痔やイボなどにイチジクの果肉や葉から出る乳液が利用されることがあります。

旬:秋 エネルギー量:100gあたり54kcal

イチジク(無花果)に期待される効能

  • 便秘
  • 整腸作用
  • 抗菌・殺菌

イチジク(無花果)の主な栄養素(100g中含有量)

  • 食物繊維 1.9g
  • 葉酸 22ug

※カロリー 100gあたり54kcal

イチジク(無花果)の調理のポイント

保存したいときは、高い糖度、ペクチンを利用して、ジャムやいちじく酒を作るとおいしく仕上がります。ジャムは砂糖控えめが風味を味わえます。いちじく酒をつくるときも、砂糖は少量使用する程度がオススメです。

イチジクはたんぱく質分解酵素を含んでいますので、肉料理のつけ合わせに使うのもよいでしょう。

イチジク(無花果)の選び方と保存

イチジクは赤褐色に色づき、頭が適度に割れたもので、触って柔らかいものを選びましょう。

生食しても充分おいしいイチジクですが、残念ながら完熟した実は1~2日で鮮度が落ちてしまいます。イチジクは新鮮なうちに食べきるようにしましょう。

イチジクを保存する場合は白ワインと砂糖で煮込み、冷凍保存するのがオススメです。