なし(梨)の概要

なし(梨)はバラ科の落葉高木の実で、中国・朝鮮・日本に野生するヤマナシから改良・栽培化された果実です。なし(梨)には日本なし、中国なし、西洋なしの3種類があり、さらに日本なしの代表的な品種として長十郎、二十世紀、幸水、豊水などがあります。

旬:秋 エネルギー量:100gあたり43kcal

なし(梨)の栄養成分と効能・効果

なし(梨)は成分の約90%が水分で、目立ったビタミン類や無機質は少ないものの、たんぱく質の消化を促進する酵素を含み、肉類の消化を助けるので、肉料理のデザートによく出されます。

さらになし(梨)には大豆や大豆もやし、アスパラガスに含まれる成分であるアスパラギン酸が含まれ、アンモニアを排出し、疲労に対する抵抗力を高め、スタミナを増強します。

また、なし(梨)は熱をさましたり、口の渇きを潤すにはいい果物です。甘味成分は果糖・ブドウ糖・蔗糖によるもので、酸味は少ないのが特徴です。

なし(梨)のほどよい甘さ、たっぷりの果汁は、カゼや扁桃炎でのどが痛むときなどには格好の果物です。暑気あたりや、二日酔いにも効果的です。果肉には、ざらっとした食感の石細胞(細胞膜が固くなったもの)が含まれていますが、これは不消化性物質のベントザンです。

なし(梨)に期待される効能

  • 疲労回復
  • 利尿作用
  • 二日酔い
  • 消化促進

なし(梨)の主な栄養素(100g中含有量)

  • 銅 0.06mg
  • 食物繊維 0.9g
  • カリウム 140mg

※カロリー 100gあたり43kcal

なし(梨)の選び方と保存

なし(梨)は大きさのわりには重く感じ、黒い斑点がなく、表皮の傷んでいず、皮が薄くはりのあるものを選びます。洋なしの場合はなめらかで固い、しかし過度に固くなく、傷やカビのないものを。

なし(梨)の保存は冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。未熟なものは室温で追熟させます。