• すでに肥満の人にも〝救世主〃となる強力成分
  • メタポ予防改善
  • 高血圧・高血精の予防・改善
  • 動脈硬化予防

メタボの進行を抑える善玉ホルモンと同様の働きが!

糖質が主成分で栄養価の高いじゃがいもは、ヨーロッパでは古くから「大地のりんご」と呼ばれて重宝され、ドイツやロシアでは主食として用いられてきました。

そのじゃがいもに多い成分がオスモチンで、最近になってすばらしい効用が、いろいろと明らかにされています。そのひとつが、メタポリック・シンドロームのメカニズムに深い関わりを持つ、アデイポネクチンの受容体を活性化させることです。

アディポネクチンは内臓脂肪の細胞から分泌される物質で、細胞が巨大化すると分泌量が減ってきます。すると、糖代謝異常、脂質異常、高血圧が起こり、メタポリック・シンドロームが進行していきます。

ところが、じゃがいもなどの食物によってオスモチンを摂取すると、それがアディポネクチン受容体に結合して、アディポネクチンの作用を活性化させ、メタポリック・シンドロームの進行を抑え、かつ改善することができます。

さらにオスモチンがすばらしいのは、すでに肥満していてアディポネクチンの分泌量が増えない人や、体質的にアディポネクチンを増やすことができない人でも、アデイポネクチンにとって代わり、同様に働いてくれるところです。まさに、肥満している人にとって、メタポリック・シンドロームを食い止めてくれる 〝救世主″というわけです。

皮の近くに有効成分!
カリウムや食物繊維も豊富

オスモチンは、植物に含まれるファイトケミカルの一種です。植物が外敵から身を守るために作られる成分なので、外皮の近くに多いと考えられています。

じゃがいものなかでも、春先に出まわる新じゃがは皮が薄いので、よく洗って皮ごと調理して食べるため、オスモチンを効率よく摂取するのに最適です。

じゃがいもは、オスモチンのほかにも、カリウム、食物繊維、ビタミンCなど、体に有効な成分をいろいろ含んでいます。カリウムと食物繊維には、体内の余分なナトリウムの排出を促す働きがあるため、高血圧の予防・改善に効果があります。

さらに、食物繊維は、便の排出を促して便秘を予防したり、血糖コントロールやLDLコレステロール値の低下にも効果を発揮して、高血糖や動脈硬化を予防します。

加えて、ビタミンCには抗酸化力があるので、LDLコレステロールの酸化を防いで動脈硬化を予防します。じゃがいもに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくいため、加熱料理でも有効に働きます。

ただし、フライドポテトなどの揚げ物は、高脂肪・高カロリーになるので、あまりおすすめできません。なお、調理の際はじゃがいもの芽は必ず取って使いましょう。

新じゃがはよく洗って、皮つきのまま調理して食べるとよい。お好みの野菜と合わせてサラダなどに。

旬:三春 エネルギー量:100gあたり76kCa