ごま(胡麻)の概要

ごま(胡麻)はインド及びエジプトが原産地と言われています。古代エジプトでは1頭の牛と交換しても、ごま1粒を手に入れ、栽培しょうとしたというほど貴重な食品だったといいます。

日本へごま(胡麻)は仏教とともに奈良時代に伝えられ、肉食を禁じる禅僧の精進料理に豆腐とともに使われ、健康を維持してきました。

ごま(胡麻)の栄養成分と効能・効果

ごま(胡麻)の植物性脂肪は、リノール酸やリノレン酸などの不飽和脂肪酸で、コレステロールを減らす作用があります。またごま(胡麻)のたんぱく質には必須アミノ酸がバランスよく含まれており、しなやかな血管を保ち、体や脳細胞の疲労回復の働きがあります。

また、ビタミンB1・ビタミンB2、鉄、リン、マグネシウムがごま(胡麻)1粒の中にギュッと詰まっています。中でもごま(胡麻)にはビタミンB1は豊富で、糖質の代謝に役立ちます。

そのほかにもごま(胡麻)にはカルシウムが豊富含まれています。カルシウムは年をとるともろくなりがちな骨を丈夫にしますし、豊富なミネラルは肌に艶を与え美肌に効果的です。さらに白髪の予防にも大活躍です。このように、ごま(胡麻)は若さを保つにはもってこいの食材です。

また、酒の肴に胡麻和えや白和えを食べておくと、二日酔いを防げます。ごま(胡麻)に含まれているセサミンというアルコールの分解促進成分が肝臓の働きを強化するからです。このセサミンは最近の研究によると、コレステロール抑制作用、活性酸素を除去、肥満防止にも効果があると認めらている成分です。

近年、ごま(胡麻)の成分として注目されているのがゴマリグナンです。ゴマリグナンとはごま(胡麻)に含まれるリグナンの総称で、セサミン、セサモール、セサミノール、セサモリノール、セサモソン、ビノレジノールなどです。

ゴマリグナンの効能として特筆されるのが抗酸化作用によるガン(癌)予防やアンチエイジングです。

ごま(胡麻)に期待される効能

  • 疲労回復
  • 肥満
  • 美肌
  • 骨の強化
  • 歯の強化
  • ガン(癌)
  • アンチエイジング

ごま(胡麻)の主な栄養素(煎り胡麻:100g中含有量)

  • 銅 1.68mg
  • カルシウム 1200mg
  • マグネシウム 360mg
  • 鉄 9.9mg
  • 亜鉛 5.9mg
  • 食物繊維 12.6mg
  • マンガン 2.52mg
  • ビタミンB1 0.49mg

※カロリー 100gあたり599kcal

ごま(胡麻)の調理のポイント

ごま(胡麻)は皮つきのままでは消化がよくありません。吸収を高めるにはつぶして使うのがコツです。ごま(胡麻)を香ばしくいって、ひねりつぶすだけでもいいでしょう。

よくすったごま(胡麻)をペース下にしてはちみつなどと混ぜてトーストなどにも利用できます。ドレッシングにもごま(胡麻)のすりつぶして入れて、薬効を100%活用しましょう。

ごま(胡麻)の選び方と保存

ごま(胡麻)には、黒ごま、自ごま、金ごまなどの種類があります。栄養的にはほとんど変わりありませんが、黒ごまがもっとも抗ガン作用の高いアントシアニンを含んでいます。むきごまより皮つきのほうが栄養的には優れています。

ごま(胡麻)の効果的な組み合わせ

ごま(胡麻)に含まれるビタミンB1・カルシウム・鉄を充分に生かす組み合わせが効果的です。ビタミンB1にはねぎやにんにくなどに含まれるアリシン、カルシウムにはたんぱく質と酢や柑きつ類に含まれるクエン酸です。また、ビタミンDやマグネシウムも必要です。ごま(胡麻)に含まれる鉄分とたんぱく質やビタミンCを一緒に摂ると顔色がよくなります。