きゅうりの主な効能

  • 健胃作用
  • 利尿作用
  • むくみ
  • 二日酔い

きゅうりの概要

きゅうりの原産地はインド・ヒマラヤ。インドでは3000年も前から栽培されていたといいます。胡(西方)から来た瓜とういうことで胡瓜の名がつきました。日本に伝わったのは6世紀ごろのことで、名前のきゅうりは、熟すと黄色になることから「黄瓜」が転じたといわれています。

きゅうりはいかにもきびしい暑さの中に育った夏野菜というにふさわしく、古くから東洋医療では、体の熟をとり、暑気あたりの食欲不振を治す、利尿作用などの効能があるとされてきました。

きゅうりの栄養成分と効能・効果

栄養面ではあまりパッとしないきゅうりですが、利尿効果は高く、「水気をおろす野菜」として人々に広く利用されてきたことは評価していいでしょう。これは水分とカリウム、イソクエルシトリンが含まれるためで、利尿作用、むくみを解消する働きがあるということです。

カリウムは塩分を体外に運び出し、血圧の上昇を防いだり、筋肉の動きをよくしたりする成分です。夏は汗を大量にかき、汗と一緒にカリウムが失われて夏バテの原因にもなるのできゅうりは積極的にとるとよい栄養素です。

きゅうりにはカリウムのほかには、ビタミン類・ミネラルをわずかに含むものの水分(96%)がほんどを占め、栄養価に期待するというよりも、歯ざれのよさ、みずみずしい味わいを楽しむ野菜といえるでしょう。

きゅうりの主な栄養素(100g中含有量)

ビタミンC 14mg
カリウム 200mg

※カロリー 14kcal

きゅうりの調理のポイント

きゅうりにはアスコルビナーゼというビタミンCを破壊する酵素が含まれていますが、酢を加えることで、その働きを防ぐことができます。また、50度以上の加熱でも酵素活性を失います。

きゅうりを生で使うときは、洗ったきゅうりに塩をふり、まな板の上でゴリゴリと転がす「板ずり」をすると、イボがとれ、鮮やかな色になります。生食だけでなく、いろいろな調理法を試してみてほしいものです。また、きゅうりのぬか漬けにして、ビタミンB1の摂取に活用するのもよいでしょう。

きゅうりの選び方と保存

きゅうりは初夏から初秋が旬です。枝つきがみずみずしくないものは避けます。全体にはりがあり、濃い緑色でイボがとがって痛いくらいのものが新鮮です。また、太さが一棟できりっと引き締まっているものを選びましよう。

いわゆる尾太り、尻細り、中央くびれといわれる変形きゅうりは、露地ものは別として、栄養不良、その他の障害が考えられ、味もあまりよくないことが多いようです。

きゅうりの保存は水けをふきとり、紙に包んでからビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で。

きゅうりの効果的な組合せ

きゅうりには際立つ栄養はないのですが、さわやかな食味で、夏の食欲不振を解消できます。きゅうりにビタミンCを破壊させる酵素が含まれていることなどを念頭に調理し、献立に組み入れなければなりません。