かりん(榠樝)の概要

かりんはバラ科の果物で、かりん酒などでよく知られています。かりんの原産は中国で日本に伝えられた時期は不明です。かりんと同名の”花梨”というマメ科の植物がありますが、全くの別物です。

果実酒、砂糖漬けなど、加工品としてはよく目にするかりんですが、生の果実はなかなか店頭でみかけることは少ないかもしれません。幸運にもかりんの果実を見かけることがあったら、ぜひ手にとって香りをかいでみてください。かりんの強い芳香は、くだものの中で一番よい香りだといわれます。

ただし、かりんの果実は水分が少なくかたいので生食には向きません。

旬:秋 エネルギー量:100gあたり68kcal

かりん(榠樝)の栄養成分と効能・効果

かりんの実には、豊富なビタミンCをはじめ、リンゴ酸、クエン酸、抗酸化作用のあるサポニンやタンニン(渋みの成分)などが含まれ、動脈硬化・肝機能強化・疲労回復などに効果があります。

また、かりんの芳香のもとである精油成分には、胃腸の働きを活発にするほか、せきを鎮める作用もあります。

漢方では、乾燥したかりんの果実を煎じて去痕や下痢に利用してきました。

かりん(榠樝)に期待される効能

  • 動脈硬化
  • 肝機能強化
  • 疲労回復

かりん(榠樝)の主な栄養素(100g中含有量)

  • 銅 0.09mg
  • カリウム 270mg
  • ビタミンC 25mg
  • ビタミンE 0.6mg
  • パントテン酸 0.31mg

※カロリー 100gあたり68kcal

かりん(榠樝)の調理のポイント

かりんは生のままでは、酸味と渋みが強く、固いのですが、加熱すれば柔らかくなり、ジャムやゼリーがつくれます。かりんは砂糖漬けや果実酒にも利用できます。また、家庭ではつくれませんがかりんを含んだ〝せき止めの飴〃としてよく知られ、市販されています。

かりん(榠樝)の選び方と保存

かりんは表面につやがあり、毛が生えそろっているもの、香りの強いものを選びましょう。