• 不快な腹部膨満感は食事内容の改善で治る!

ガスがおなかにたまるのが原因。乳製品が体質に合わない場合も

おなかがはって、不快な膨満感があると、毎日を快適に過ごしにくいものです。おなかがはっていて、オナラが多い場合は、特定の病気ではなく、おなかにガスがたまっていることがほとんどです。この場合、はったおなかを手でたたくと、「ボンボン」と太鼓をたたくような音がします。

ガスがたまって腹部に膨満感をもたらすおもな原因としては、腸の動きの弱まりと、腸内で発酵したり、腸内にたまりやすい食品や成分のとりすぎが考えられます。

腸の動きは、年齢が高まるにつれてにぶりやすくなり、また、運動不足や食事時間の不規則さも、腸の動きを弱めます。

腸内で発酵しやすい食品としては、牛乳、ヨーグルト、生クリームなどの乳製品があげられます。

体賃によって、乳製品に含まれる乳糖(乳酸菌の前段階の成分)が合わない場合があり、腸内で消化吸収されにくく、腸にとどまって異常発酵を続け、腸内細菌を増やしてガスをためていきます。

人によって、オナラが多いだけでなく、オナラや便のにおいが強まったりもします。

乳製品を常食していて、おなかがはってガスも多い人は、一度、1週間ほど乳製品をとるのをやめ、体調を自分で観察してみましょう。

数日後に、おなかのバリが改善され、オナラが少なくなったら、乳製品が体に合っていない証拠です。

以後は、とる量を減らしたり、あるいはとるのをやめて、その分の栄養をほかの食品で補うよう調整するといいでしょう。

たとえば、牛乳をやめるのであれば、カルシウム不足を補うために、小魚、桜えび、青菜(みずな、大根やかぶの葉、モロヘイヤ、菜の花など)を意識してとりましょう。

食物繊維、難消化性でんぷんのとりすぎにも注意

腸内にたまりやすい成分には、食物繊維と難消化性でんぷんがあります。食物繊維は腸で消化吸収されず、難消化性でんぷんも消化吸収されにくく腸内で発酵する性質を持っています。

そのため、便通を促したり、体内の余分な糖質や脂肪の排出を促したりと、肥満や生活習慣病などの予防に役立ちます。

しかし、このようなプラス面の一方で、とりすぎると腸内にたまり、腹部膨満感につながりやすいというマイナス面も持っています。

食物繊維がとくに多い食品は、根菜、海藻(寒天も含む)、きのこなど。難消化性でんぷんは、さつまいもなどのいも類、もち米、豆、栗などに多く含まれています。

日頃、これらの食品をたくさん食べていて、おなかがはってオナラが多いようであれば、乳製品での方法と同じように、それが原因かどうかを試してみましょう。

食物繊維や難消化性でんぷんのとりすぎは、カルシウム、亜鉛、鉄などのミネラルの吸収を妨げ、ミネラル不足にもつながるので、早めの改善が必要です。

とりすぎているようであれば、食べてもおなかがはらなくなる程度まで量を減らしていきます。

ただし、乳製品とは違い、食物繊維は適量をとらないと、生活習慣病やガンになりやすいので注意してください。

加えて、ストレッチや軽めの筋力トレーニング、散歩やウオーキングなどを習慣にすると、腸の働きが高まって便秘が解消され、おなかのバリ、オナラの多さが改善されます。

また、1日3食をできるだけ規則正しい時間にとるのも大切です。内臓のリズムがととのい、おなかの調子がよくなってきます。

なお、おなかがはっていて、オナラや便がでない場合は、腸閉塞などの病気が疑われるので、早期に医療機関を受診してください。

おなかがはってオナラが多い人は、乳製品と食物繊維のとり方を見直してみよう。